浙江省トップ10の観光スポット

浙江省は旅行資源が豊富で、毎年多くの観光客が訪れる。古くから「魚米の郷」、「シルクの府」、「お茶の都」と言われている浙江省は、歴史が深く、文化が豊かである。それから、浙江の観光地トップ10ヶ所を紹介する。

トップ1:杭州西湖
 西湖は、杭州市の西側に位置している湖である。西湖を中心としての西湖風景区は中国国家AAAAA級の観光地に指定され、世界文化遺産としても登録されている。
 西湖の一方が繁栄している町と繋がっていて、三方が山に囲まれる。美しい山や水、そして奥深い林に恵まれている西湖は、「人間の天国」という美名を持っている。
 西湖の魅力はその美し景色だけでなく、古くから積みきた豊富な歴史文化、民間伝説が人々の心を惹かれている。唐代の著名な詩人の白居易は「杭州を離れぬわけは、半分はこの湖があるから」という意味の詩を作り、西湖に対する痴情を表した。
 自然、人文、歴史、芸術を一体に合わせる西湖は、毎年、国内外から 3000 万人にも上る観光客を惹かれている。
 

杭州西湖


トップ2:雁蕩山
 雁蕩山は浙江省の南部、温州市楽清県にあり、中国十大名山の一つで、国家のAAAAA級観光地である。「山頂に湖があり、アシは生い茂って、秋雁は宿る」と美名を得た。雁蕩山は独特の峰や石、洞窟、石室、瀑布や流れで有名になった。古くから、「海上名山」、「寰中絶勝」と讃えられ、東南第一山」と称される。
 雁蕩山は典型的な名山代表で、総面積が450平方キロメートルもあり、8つのエリアに500カ所以上の観光ポイントが分布し、そのうち、霊峰、霊岩、大竜湫の3つが「雁蕩の三つの絶景」と呼ばれている。
 現代の地質学研究によると、雁蕩山は1,2億年前の典型的な白亜紀の古火山である。火山の爆発、沈下、復活といった地質の変化プロセスを記録した。雁蕩山は中生代火山の研究にとって、永久的な文献となり、流文質の火山岩を研究する「天然博物館」でもある。
 

雁蕩山


トップ3:普陀山
  普陀山は中国四大仏教名山の一つである。普陀山は古くから「海天佛国」と呼ばれ、世界でも有名になる観音菩薩の衆生教化の道場で、仏教の聖地である。最盛期は僧侶四千人まで達した。「震旦第一の仏国」と称された普陀山で散策すると、ふっと袈裟を着ているお坊さんと出会うのは普通である。
  普陀山は風景が美しく、気候がやさしい。見どころとしては、今日まで残られた一番大きな三大寺院である普済禅寺、法雨禅寺および慧済禅寺である。普済禅寺は宋の時代に建てられ、観音立像が供奉され、建築面積は11000平米あまりがある。法雨禅寺は明の時代に建てられ、山を背にし、古い高くそびえる木に囲まれ、非常に静かな場所である。慧済禅寺は仏頂上に建てられ、また仏頂上寺と呼ばれたことがある。そこは、奇岩怪石が多く、盤陀石、二亀聴法石、海天仏教国石など二十あまりのスポットが有名である。
 綺麗な自然風景と豊かな仏教雰囲気が普陀山に神秘的な色彩を覆われ、年々多くの観光客がここに引かれている。「山と湖の美しさは西湖が一、山と海の美しさは普陀山が一」と普陀山がそのように称られた。
 

普陀山


トップ4:千島湖
 千島湖は杭州市の西郊の淳安県にある。湖の中に島が1078もあるので、千島湖と名付けられた。千島湖は実は新安江水庫であり、1959年新安江水力発電所を建設するため、ダム湖を立てられることにより、人工的な湖が出来た。この大型ダムは、迫力が雄壮だけでなく、景色が壮観で秀麗である。千島湖は山々が並び、水がきれいで、島が一つ一つ分散し形が奇妙だといった様な景色で名を誇れる。千島湖は山が緑いっぱい、水が秀麗で、洞窟が奇妙で、石が奇態であるため、「千島碧水は絵の中で遊覧」と名づけられた。
 全湖は東北、東南、西北、西南及び中心という五つの領域を分けられている。千島湖の周囲は森に囲まれ、鳥がさえずり花が咲き、生態環境は素晴らしく、資源が豊富である。千島湖風景の特徴として、生物資源が多種多様で、文物古跡が多く、特産物が豊富で、世界でも名を誇っている。
 

千島湖


トップ5:烏鎮
 中国江南では、多くな水郷である古い町や村が散在している。「アジアのヴェネツィア」と呼ばれる烏鎮はその代表的なものである。 烏鎮は川と港が交叉集中、 濃厚な水郷の特色を持っている。
 古代の烏鎮は烏墩と呼ばれたことがある。古くから人材輩出していた。例えば、『昭明文選』を編集した梁の昭明太子、『唐宋八大家文抄』を編集した茅坤、理学家の張楊園や文学家の茅盾などがあげられる。
 烏鎮は国家AAAAA級の観光地である。烏鎮は今日まで、水郷の特徴としての川港、橋、臨河建築、街並みや店などが保存されている。朝または夜、市の川を沿って散策するのは、独特な味わいができ、名残惜しくて帰るのを忘れた。
 

烏鎮


トップ6:嘉興南湖
 南湖は嘉興市の中心に位置し、浙江三大名湖の一つであり、他の二つは杭州の西湖、紹興の東湖である。南湖風景区は国家AAAAA級の旅行観光地で、歴史文化遺跡が多く残られ、湖心島、小瀛洲、烟雨楼、壕股塔、月河歴史町、七一広場などの観光スポートが含まれている。特に、嘉興南湖は中国共産党第1次全国代表大会が再開催された場所で、非常に記念意義がある場所である。
 月河歴史町は南湖の西北にあり、嘉興市内現存した一番規模の大きい歴史町で、江南水郷町の特色が溢れる町である。町には主に清の末期の建物が多く、朱生豪や沈鈞儒の故居、金九避難所、韓国臨時政府などの遺跡が残っている。
 七一広場は南湖の南に位置し、南湖革命記念館など共産党文化を教育する基地である。広場の南側は、水広場で、噴水が設けられ、夜になると、音楽ライトショーが演じる。
 

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トップ7: 杭州霊隠寺
 霊隠寺は 、晋の時代326年に、インドの高僧である慧理によって建立された。すでに1690年以上の歴史をもっていて、中国禅宗五山十刹十大古刹の一つ、杭州でもっとも古い仏教寺院である。
 霊隠寺は 、西湖の西側の霊隠山麓に立地し、飛来峰を向かって、北高峰を背にしている。山奥に位置する霊隠寺は、深い森や霧と雲に囲まれ、一層ミステリー感を覆っている。
霊隠寺前の飛来峰には、浙江省で最大規模の彫刻群が残られた。山頂には五代から元代までの仏像と祖師像の石像が300余り散在している。
 霊隠寺は現在の建物が清代に再建されたもので、天王殿の横額は康煕帝の自筆である。全寺の建築中軸線上に天王殿、大雄宝殿、薬師殿という順番で並んでいる。天王殿を潜って先に見えるのは大雄宝殿(旧称覚皇殿)で、真ん中に24.8メートルの蓮花に座る釈迦如来仏像が、中国における最大の木彫りの座像で、宗教の芸術品の傑作である。


 杭州霊隠寺


トップ8:西塘
  千年以上の歴史を持っている水郷の町である西塘は浙江省嘉興嘉善県に属する。西塘はほかの水郷古鎮と一番大きな違いは、川沿いの商店街には、廊棚(屋根のある長廊)がついていて、総長は千メートルに近く。橋、弄(横丁)と廊棚が多いのは西塘の特徴である。現存の多数の西塘の民居は、明清の時代のもので、「弄堂」(横丁)は市鎮と民居の建設の一部として、保存された。
 西塘は歴史が深く、人文資源が豊富で、自然風景が美しく、呉と越の文化発祥地の一つである。古くから、「呉根越角」と呼ばれることがあった。唐の開元時代は、すでに、大量の村が集まっていて、川を沿って家を作り、定住した。南宋時代、村がだんだん規模になり、市も成り立った。元の時代、市は鎮まで発展し、商業も繁盛し始めた。明清の時代、江南における重要な手工業と商業重鎮にもなった。
 

西塘


トップ9:西溪湿地
 西渓国家湿地公園は、中国唯一の都市湿地、農耕湿地、湿地の文化を兼ねた湿地でである。西渓湿地は西湖から西へ5kmくらい離れ、西湖、西泠と共に、杭州の「三西」と呼ばれる有名な観光スポットである。西渓公園は陸地の緑化率は85%となり、杭州の「緑色の肺」と呼ばれている。自然保護区内では、中国湿地博物館、湿地研究センター、鳥類観測エリア、野生動物保護センターなどが設置されている。
 西渓は昔、知識人たちが隠居所に好んだ場所である。今残っている遺跡は、秋雪庵、洪園、高荘などが挙げられる。また、西渓は古くから毎年の端午の節句に、中国の戦国時代、楚国の詩人?政治家である屈原を記念するため、ドラコンボード祭が行われる伝統がある。現在は、「西渓国際ドラゴンボード競技」まで昇格したのである。
  

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トップ10:天一閣
 天一閣(てんいつかく)は寧波市の西部の美しい月湖の畔に位置し、中国現存の最も古い蔵書楼であり、世界現存の三大家族図書館の一つでもある。
 天一閣は明の時代の1561年に範欽により建てられた。蔵書楼の上層部は隔たりがない大間で、「天一生水」という意味になり、下層部は六つの部屋からなり、「地六生成」という意味になる。閣の前には池が掘ってあり、池の東は月湖に接し、常に水があるようになり、いざという時には使える。天一閣(てんいつかく)は、400年の歴史を持っている。数百年以来、珍本や史料の収蔵量が膨大であるため、「南国書城」と言われ、現在、30万冊の蔵書まで持つようになった。
 天一閣は清の時代から蔵書楼の前に築山や、亭を建てて、江南の園林になった。今や、天一閣は東明草、百書楼、尊経閣、明州碑林、晋斎、東園、蓮の花島、秦氏祠、書画館、南園より成り立っている。1994年に、天一閣は寧波博物館と合併して、「天一閣博物館」になり、大衆に開放されようになった。


天一閣